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最先端の互換機とどのようにして付き合うか?

analogue pocketsuper ntなどを指している。レトロフリークとかは異なる。

0xさんの動画によるとsfcとほとんど動作速度は同じようだ。(追記 12/6 SFCと同じFPSで動作するモードがあって、今回はそれを使用して、差がないことを示しているとのことでした。)

RTA界隈には「もともと発売された環境が良い」というコミュニティがあるため全体的に合点がいくものではない。どこまで許容されるか実機との違いなどについて記述する。

https://www.reddit.com/r/speedrun/comments/7vxc6q/discussion_are_fpga_systems_viable_for/ GDQ orgnizerの意見もあるので、参考になる。

互換機がなぜ嫌厭されているか

  1. 公式環境以外は望ましくない
  2. 最初に発売環境でないと望ましくない

この2つのタイプに分かれる。

RTAでは公式で発売されたものを基準に計測が行われる。公式発売ではないと処理速度の違いや不正行為が行える可能性があるため望ましくない。エミュレータの不具合によってバグ技が発見されたとしても公式で再現できなければ当たり前だがその技は採用されない。海外の初期世代ポケモンRTA界隈では公式環境以外は望ましくないということからそのままの実機環境が求められ、古くからいる初代の上位勢はそのスタンスを取ってると思われる。

WiiなどのVCでも実機とは処理が向上し、エミュレートが精確ではないという判断をしているコミュニティもある。最初に発売の環境を基準にしたらそうなるけども、どこまで妥協するのかというのも新規参入においては重要だ。最初に発売された環境が世界1位で、VCで抜いた場合は殆どの場合界隈は荒れてしまう。 steamで再発売されたものだと練習環境が揃う、長時間のものでもロードが早くなる、取り入れることで新規参入が期待できる、単にプレイしやすくなることから1.のようなコミュニティは減りつつある。

公式ならすべて許容というわけではなくて、SGBのように他のものより動作速度が早いものなどは競技の性質上利用が望ましくない。仮に互換機の動作速度が早いと言った理由がまかり通ってしまうと、非正規品を利用することが有利ということに。そうなると全員非正規品を用いるような状態を未然に防いでいるのかなと。

海外と日本の互換機認識

経験上海外でそういった互換機を利用しているという例は聞いたことがない。エミュレータを用いるからである。エミュレータ使用にもルールがあり、実機にできるだけ近いような環境のエミューレータのバージョン指定があり、それに則れば問題はない。

一方で、日本ではエミュレータよりも不正の観点から互換機になっていると推測している。こちらはどういう理由か詳しく知らないが、エミュレータでの不正実績がいくつか重なった結果だろうと思われる。日本ではエミュレータ=不正というのを感じているが、これはあくまでも体感。

未だにそれが続いているような印象がなんとなくある。そのためエミューレータに関する議論が行われず、動作環境による差が考慮されているかはわからない。

個人的には互換機は古いエミュレータを流用していることが多い。(後述)互換機よりもより精度が高い最新版エミュレータのほうが精度の観点で望ましいため、あんまり気にならない。

既存との互換機との違い

非公式の互換機と言えばエミュレータを流用していることが通例である。(参考URLhttps://opensource.srad.jp/story/15/11/02/0630236/?)

それも古いもので動作速度などの環境が異なることから禁止されることが多い。基本的に海外では互換機は使われずエミュレータを用いている。 今回はFPGAチップということで、高性能のクローンを用いているらしい。詳しくは不明。 これが一番大きなポイントかと思われる。

  • 高い

$199もする。約2万2000円は高い。これによる新規参入は期待できない。超ニッチな商品。

実機との違い

  • HDMI出力ができる

コンポジットやS端子でしか出力できない環境は時代遅れ。そういう意味では以前よりも人口増加が期待できる。

  • コントローラーが自由

変換器を使っていないところからは非難がある。現状は変換器が使われているところは多いため、あまり致命的なものにはならない。公式のものも使えるようなので、そういう点は心配ない。

  • 描写精度が高い

SNESまで落とせばいいのでは?という意見もあった。

WiiのFC同様。FPSの関係で実機よりも10分に1秒遅くなるらしい。(redditより) 実機よりも早いのはダメだが、遅いのは問題ないらしい。

  • 処理落ち

未検証だが、高性能クローンということならそこまでされていると思われる。

  • 持ち運びが楽

公式環境は年代的に古いが、技術を駆使すればかなり小さなサイズになり、持ち運びも用意である。

どうして問題となるのか

それは単に公式ではないからで、それを乗り越えるのは不可能である。 しかし、採用するメリットは多いため、コミュニティの範疇では許されても、イベントで使用できるかというところは大きくことなる。

個人的には処理速度の比較と致命的な問題点が明らかにならない限りは使用していいかなと思う。 しかし、実機との差が大きい互換機に関しては競技の性質上望ましくないため、これからも使用は認めない意向。イベントは披露する場と考えれば特段意識する必要もないが、一定の基準は決めておくほうが安心ということで。

最近はなんとなくネタだったりを見つけられたが、一先ずこれで一旦おしまい。